皆さんこんにちは。
先日4FRNT来季モデルの試乗を輸入元の担当者とたっぷり滑ってきたのでレポートします。場所は神楽スキー場、天気は曇りのち晴れ当日のコンディションは前日に雨が降った後だったのでかなりアイシーなバーン状況、サイドに入ると薄っすらパウダーというBCツアーでもありそうなシチュエーションでいろんなバーン状況で試せるという意味では好条件かも。
まずは看板ライダー エリック・ホレフソンのシグネチャー3機種目!となる RAVEN から。
実際に乗ってみた印象は午前中ゲレンデ内はアイシーだったのでブーツのバックルを強めに締めて対応。ボトムの形状とサイドカーブをマッチさせたリフレクトテックのサイドカーブのため縦にターンしていくと効果的なんですがアイスバーンでスピードオーバーしてしまうのでずらしてスピード調整。
板の本領はパウダーなのでサイドに入ってパウダーを探しに行くと結構ノートラックがあります。さすがかぐらですね。
朝頂上付近は霧でガスっていたのですが急に晴れ間が出て早速 5ロマ(第5ロマンスリフト) へ。サイドは雪質が一段と良くノートラックの薄っすらパウダー天国です。
ここから素晴らしい動きを見せてくれました。
きつ過ぎないフルロッカーで雪圧を受けにくくトップからセンターまで適度にしなやかさで浮力を感じ、ターンの後半テールの硬さで一気に加速します。HOJIでも同じような加速の仕方は感じられますね。こちらの方がもう少し硬いのとカーボンのレスポンスの効果もありクイックです。センター幅の効果は当然あり早い切り替えしが可能でツリーランは抜群です。もう一つ大きな要素はやはり軽量なのでスウィングウェイトが軽いということが切り返しの早さに効果的に働いています。センター102mm以上の浮力感が感じられパウダーでの動きが素晴らしすぎて何本も滑ってしまいました。
エリックの板に共通して言えるのはどれもパウダーの中で加速します。板をフォールラインに対して縦に落として行ったときに効果的です。
エリックの板は特に圧雪で板を横にしがちな滑り方では良さが分かり辛い、それは滑り手の技術もそれなりに要求されるということです。
パウダーの中で滑り手の技術と板の効果がマッチした時には最高の動きを見せます。板を乗りこなすということもスキーの楽しさの一つではないでしょうか?
BCツーリング向けに作られている板ですがエリックのシリーズの中で一番細身なのでデイリースキーとしても良いし、春先のコンディションにも最適です。
ハードコアスキーヤー エリックの考える新しいジャンルのツーリングの答えがこの板にあります。
これを何と表現したらいいか自分なりに消化すると...
パウダーカービングフリーライドツーリングスキーというのが相応しいのではないかと思うのですがいかがでしょうか?
さあ来期はぜひこの板に乗ってエリックと同じ時代を共有してみましょう。
ヒラモト
(株)とらや
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台東区上野4-7-6
03-3831-5238