試乗記 Whitedot skis Preacher & Carbonlite Preacher

イメージ 6
続いても ホワイトドット から プリーチャー 179cm と カーボンライトプリーチャー 179cm の試乗レポします。
今回のかぐらスキー場のバーンコンディション、アイスバーンや深雪、ミックススノーといった変化するコンディションの場合一番安心して使えるのはこのプリーチャーになります。
イメージ 1プリーチャーは来季も継続となりますので今期と全く変わりなくグラフィックの変更のみになります。
 
プリーチャーのスペックはセンター112mmノーマルキャンバー(6mm)有効エッジ1580mmとラインナップ中一番有効エッジが長いモデルです。
トップ幅155mmもラインナップで一番太くトップのとらえが良く浮力も出やすくなっています。回転半径も16.5mときつめのサイドカーブでファットながらカービング性能とキレのあるターンが持ち味となっています。
 
今回は改めてノーマルとカーボンライトの履き比べをしてみました。
まずはノーマルバージョンから。
ゲレンデトップサイドの深雪ではトップ幅のおかげで沈みにくく張りのあるキャンバーの効果で推進力が出て加速します。サイドカーブの効果かパウダーカービングもこなしますがサーフライドではなくテールを最後まで使いながら安定してターンしていくイメージです。
179cmの板ですが190cmの安定感があります。短い分スウィングウェイトがいいので軽快な動きをみせます。
ツリーランもカービングが効いてショートターンでこなしていきます。
ロッカーでなくても十分に滑りやすいですね。
ゲレンデに戻ってアイスバーンを滑りますがノーマルキャンバーなので一番安定感がありサイドカーブとしなやかなフレックスでバーンにグリップします。キャンバーの反発で推進力がでてスキーが良く走ります。サンドイッチのおかげで粘りのあるターン性能です。
安心してスキーに乗って行けるるのでどんどん加速できます。
カービング性能のいいファットスキーはなかなかないので新鮮ですね。
どんな雪質でも安定したカービングターンで飛ばしたい。そんなイメージです。
充分に試乗した後にカーボンライトに履き替えて乗り比べます。
基本的な特性は一緒ですが軽量なのでスウィングウェイトが軽快です。カーボンの張りからくるレスポンスの良さも感じるので機敏です。嫌な感じの張りではないです。
軽いので疲労感が出にくそうでバックカントリーではメリットになりそうです。深雪はノーマルより軽快でターン切り替え時に楽に感じられます。
アイスバーンでもしっかりとエッジグリップしてくれて安定感は変わりません。
唯一直滑降で飛ばしたときに少しパタパタした感じはありましたが問題に感じるほどではありませんでした。
ノーマルもカーボンもどちらを選んでも不満はないと思いますが、あえてどう選べばいいかと言われればゲレンデメインならノーマルバージョンで充分、BCメインで考えればカーボンに軍配が上がるといったところでしょうか?
しっとりとした粘りのターンが好みならノーマル、張りのあるレスポンス重視の軽快感が好みならカーボンという感じで選んでもいいと思います。
 
以上で今回のホワイトドットの試乗レポートは終わりです。
来期のホワイトドットは使うフィールドは同じでも志向によって選べるラインナップになっています。
詳しく知りたい方はぜひ店頭にお越しください。
 
ヒラモト
(株)とらや
台東区上野4-7-6
03-3831-5238
イメージ 2イメージ 3イメージ 4イメージ 5