試乗記 DPS wailer 106 PURE3 / wailer F106

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皆さんこんにちは。

DPS スキーの試乗会が毎年恒例の関温泉で行われました。
一般ユーザー向けに土日の2日間、3日目が小売店向けでこちらに参加です。
前日は前の日からの吹雪で久々のパウダーに当たりスキー場の集客が過去最高を記録したらしくリフト待ちが長く条件は整ってもそれはそれで大変だったようです。

参加した3日目は残念ながらピーカンでパウダーの残骸が残っている程度でパウダーでの性能は期待できません。
したがって整地性能を中心にレポートします。

社長のノリさん、関根さん、ジュンコさん、久々に再会したガイドの山岸さんや前担当のオカちゃんとスキーでご一緒できたのは嬉しく
ノリさんのワンちゃんに癒されながらほのぼのとした雰囲気でスタート。

先ず来季のトピックスとして激戦の100~110mmセグメントに wailerシリーズ 106mmのモデルが投入されます。
lotus シリーズにも124mm のモデルの追加です。
また、HYBRIDモデルが新しい構造とフレックスパターンの FOUNDATION シリーズにリニューアルされます。

今回は注目度NO.1の wailer 106 です。
今までも wailer105 がありましたが幅でこそ99と112の間でありましたがGSを太くしたような作りはアルペンライクなビッグマウンテン系ということもあり別物という立ち位置になっていました。
この wailer106
は99と112で迷った時の選択肢としては取り入れやすくなっていますが全くの兄弟モデルではないようです。

イメージ 2まずは PURE3 から。
今までの wailer シリーズとかなり異なる印象。
かなりしなやかで初速から易しく回っていきます。トップはロッカーになっているもののとらえが早く山周りが入りやすい。
そのままスムーズに谷回りになり切れ上がるのでオンザレールターンのカービングが強く感じられます。
ピュアカーボンなので適度な張りと剛性でグリップが良くレスポンスのいいターンを連続します。
今までの wailer はロッカー形状のためトップのかかりが弱めで板に張りがありテールは絞り気味なので抜けが良く加速するのが印象的でした。
この106mmはきれいな弧を描きながらターンを仕上げる印象です。

これはシェイプとフレックスに起因すると考えられます。
トップのボリュームがかなりトップ寄りに位置し今までよりロングノーズでなくなりました。ターン中ロッカー部の有効エッジが延長されエッジグリップが良くなります。柔らかめのフレックスと相まって外力が強ければたわみが生まれグリップが良くなります。
キャンバーのスキーに近い形状ですがロッカーがちゃんとあるのでパウダーでも抵抗にならずに楽に回せます。フレックスの柔らかさはパウダー慣れしていない方には扱いやすいのではないでしょうか。

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次に同じシェイプの FOUNDATION シリーズです。
基本的には同じような性格を感じますが
さらに柔らかくしなやかになります。
張りや剛性は薄れるので推進力やレスポンスは当然落ちますね。
中級レベルやパワーのない方にとっては低速での操作が簡単で乗りやすく感じるのではないでしょうか。
上級者はやはりレスポンスに不満を感じると思いますのでPURE3にすればいいでしょう。

PURE3に関して言えば99では浮力が心配で112では軽快さに欠けるといった時の選択肢に間違いなく入るものに仕上がっていると思います。
しっかりとしたパウダーで試乗できなかったのは残念ですがしなやかさは少ない加重でもボトム面のカーブを作りやすいのでパウダーカービングしやすいのではないでしょうか。

印象としては今回の106は国産のスキーに通ずるしなやかさがあるので多くの日本人に受け入れられるでしょう。
また誰もが分かりやすい乗りやすさとオールラウンド性能はバックカントリーからゲレンデカーバーまで幅広く、裾野を広げること間違いなしと感じました。

初めてミッドファットの購入を検討されている方はお試しあれ!

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ヒラモト
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