皆さんこんにちは。
入荷情報です。
SCARPA からフリーツーリング(フリーライドツーリング)ブーツ リニューアルした FREEDOM SL と チャージングモデル FREEDOM RS が入荷しました。
左:FREEDOM SL ¥88,000(税抜) 右: FREEDOM RS ¥95,000(税抜)
FREEDOM SL はバックルが軽量なタイプになったのとパワーベルトも軽量化されたものに改良されました。
見た目が FREEDOM RS と変わらなくなりましたね。
FREEDOM シリーズの最大の魅力はパワー伝達に優れたオーバーラップロアシェルと2ピースシェル構造によりスムーズな加重とフレキシブル性でダイレクトにスキーに加重を伝達できるところです。
特に幅の広いファットスキーを正確にコントロールするにはしっかりした剛性とパワー伝達が重要なので非常に適しています。
ねじれ剛性を強くするために靴底に軽量なカーボントランスミッション "CARBON CORE Technology" を採用しています。
見えないところでお金掛けてますね。
「アルペンブーツよりなんで高いの」なんて声をよく聞きますが軽量化に反して剛性を高めるために素材に開発費用が掛かってるんですね。
外傾は2°でダイレクトなエッジ操作が可能です。
デフォルトはテックバインディング対応のマウンテンプラスソールが付いてますが
別売りのマウンテンピステソールを買えばアルペンビンディングにも対応しています。
これが FREEDOM SL と FREEDOM RS の共通の主な仕様ですが
違うところを説明したいと思います。
簡単に言うと剛性とフレックスです。
FREEDOM SL はフレックスインデックスが120で FREEDOM RS のフレックスは130となっています。
その為アッパーシェルが違ってきます。
左の FREEDOM SL は軽量で気温の変化に影響されにくい ぺバックス Rnew 採用でフレキシブルです。
右の FREEDOM RS は硬度と剛性を高めた ポリアミド となっています。
その為少々重くなっています。
ポリアミドは低温では硬くなるので数値以上に硬度の差を感じるかもしれませんね。
パワーベルトにも違いがあり右の FREEDOM RS はエラスティックの効いた BOOSTER? POWER STRAP lite によりマキシマムポイントを引き出しやすくなっています。
インナーも左の FREEDOM SL に対して強化されたタンやスポイラー使用の右の FREEDOM RS のもので違いがあります。
歩行時の可動域にも若干の違いが見られ FREEDOM RS が少し狭いようです。
大きな差には感じませんが。
何れにしてもダウンヒル性能を重視した構造です。
以上が FREEDOM SL と FREEDOM RS の主な違いです。
一般上級者でも FREEDOM SL で十分満足のいく仕上がりになっていますが
よりスピード安定性やレスポンスを求めるなら FREEDOM RS とチョイスの幅が広がっています。
ゲレンデでの使用も多くアルペンブーツはレーシングを使っているハードチャージャーには FREEDOM RS は不満のない作りとなっていておススメです。
この軽さに慣れてしまうともうアルペンブーツに戻れなくなるかもしれませんね。
是非店頭で履き比べてみて下さい。
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