入荷情報です。
SCARPA アルパインツーリングブーツの定番人気モデル Maestrale と新たに加わった軽量3バックルの Vector が入荷しました。
左 Maestrale ¥72,000(税抜) 右 Vector ¥63,000(税抜)
Maestrale の特徴は何といっても歩行性(39°可動域)と滑走性のバランスの良さです。
ロアシェル/アッパーカフともに軽量で気温変化に強いフレキシブル性に優れた素材ぺバックス採用で軽量(1520g)ATブーツのスタンダードモデルとして人気です。
今期新たに追加された Vector は Maestrale を3バックルにしフレックスの柔らかく歩行寄りの作りで90gの軽量化と低価格のためエントリーモデルとして人気が出そうです。
ソールは共通 雪の排出やグリップに優れた " SCARPA® Cayman Sole "
同様に構造も共通で横方向に開く ” Tウィングタング ” により脱着しやすく歩行時の快適性に優れます。滑走時はロアシェルに力を伝達しやすい形状になっています。
フレックスに最も影響するタングですが左 Maestrale のタングはぺバックスでバイインジェクションタイプで滑走時はレスポンス良く歩行時は柔らかくする効果があります。右の Vector のタングもぺバックスですがモノインジェクションで柔らかめになっています。
バックルは左 Maestrale は4バックル、右 Vector は甲側が1つの3バックルになっています。
アッパーカフは " Evo V-Frame " という軽量ながら剛性が強くパワー伝達に優れた構造ですが骨組みに違いが見られ
右 Maestrale はベンチレーションの穴がありしっかりした骨組みで剛性を高めていますが左 Vector は骨組みが細かくフレキシブル性を重視しています。
タングの構造と併せて Maestrale のフレックスインデックスは100、 Vector のフレックスインデックスは90となっているようです。
パワーベルトも Maestrale のほうが太く安定性やレスポンスを得られやすい構造に対し Vector は細めで機動性や軽さを意識したものになっています。
背面のスキー/ウォークモードシステムは左 Maestrale は金属製のつまみが大きく軽量化されたものに対し、右 Vector はプラスティック製の簡素化したものになっています。
バックルは形状がやや異なる程度。
前傾は左 Maestrale 16/20° スポイラー有 左 Vector 15/19° スポイラー無
と Vector のほうが立ち上がり気味です。
インナーはどちらも保温性と軽量な熱成型イントゥイション製 左 Maestrale の方が剛性補強がしっかりしています。
以上が Maestrale と Vector の主な違いになります。
新しい Vector は Maestrale からの派生モデルですが単に3バックル化した廉価バージョンではなく剛性やフレックスなども変わってきます。
滑走性も重視したバランスに優れたATブーツをお探しなら Maestrale 、スキー技術に自信のない初心者の方や歩行性や機動力重視なら Vector とチョイスの幅が広がりました。
どちらも足幅は合わせやすい101mmとなっていますので店頭にてお試し下さい。
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