スタッフの山行記録:靴を慣らしに北横岳

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みなさんこんにちは。
最近プラスチックのホールドを触ってばかりのスタッフですが、新しくHanwag  Ferrata Combi GTX(ハンワグ フェラータ コンビ) を購入しました。
せっかくなのでピカピカの靴を慣らしにスーパーあずさに飛び乗って、北横岳に行ってきました。

新宿から電車とバスを乗り継いで、北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅(標高1,771m)に11:30ごろ到着。ここからも山頂を目指せますが、ロープウェイに乗れば標高にして466mを一気に稼いで山頂駅(同2,237m)までアクセス出来ます。
そこからは北横岳山頂までピストンして2時間とちょっと、手軽に高い標高と八ヶ岳の強風(!)を楽しめる人気の高い山です。

山頂駅からしばらくは坪庭という散策コースの一部を歩きます。

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坪庭より中央アルプス

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縞枯れ現象(だと思われます)

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上部より坪庭、よく見るとトレースが見えます。

アイゼンはセミワンタッチの10本爪を使用しました。基本的には軽アイゼンでも問題ないようですが、好天のためか表面の雪がすこしズルズルに……爪が短いものを使っている人は歩きづらそうにしており、オーバーかもと心配しましたが結果的には正解でした。

たくさん見かけたのがスノーシュー。人気の山のためトレースはしっかりしていますし、よほどのことがなければ必要なさそうです。
登山道を外れて歩く場合、積雪量によってはスノーシューを履いていても植生にダメージを与えてしまうので、慎重に行きたいものです。

坪庭を抜けると樹林帯のなかをしばらく登り、山小屋を過ぎればすぐ山頂です。
この日は非常に天気が良く山頂駅からはベースレイヤーの上に薄手のフリースのみで行動していましたが、樹林帯を抜けると風が凄いので山小屋付近でシェルを着用しました。

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頂上付近、好天!

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南八ヶ岳が良く見えます、スタッフIは毎週末あのあたりで身をよじっています。

山頂からの展望は素晴らしく、八ヶ岳らしい豊かな裾野の広がりと日本アルプスを見渡せます。が、風が非常に強いので気温が高くてもあまり長居は出来ないかもしれません。

南峰、北峰間を歩いた後はサクサク下山し、バスで温泉に入って帰宅しました。
珍しい縞枯れ現象や、北八ヶ岳と南八ヶ岳の山容の違い、あずさの車窓から見える険しい赤岳と北横岳からのゆったりとした裾野のギャップなど文化的な(?)山登りが楽しめました。

新宿から公共交通機関のみで日帰り可能なことを考えるとアイゼンや冬靴の慣らしにはちょうどいいのではないでしょうか。
今回は北横岳ピストンのみで帰ってきましたが、三ツ岳、縞枯岳も含めれば岩稜帯歩きのあるそこそこのボリュームのコースになります。いろいろな楽しみ方が出来るでしょう。

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新しい靴は一週間かけて行った三層の栄養・防水処理によって革も保水せずしっかり弾いてくれました。

ロープウェイ利用で気軽に行ける北横岳ですが、天候が荒れれば気温も風も八ヶ岳です。
使わないと思っても念のためしっかり準備をしてくださいね。

エズミ
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