スタッフの山行記録:宮之浦岳

皆さん、こんにちは、暖かくなり、同時に花粉が襲来してますね。
今日は先日登った屋久島の宮之浦岳を紹介します。
ルートは淀川登山口~淀川小屋(泊)~宮之浦岳~高塚小屋(泊)~縄文杉~白谷雲水峡という屋久島ではメジャーなものでした。宮之浦岳~高塚小屋までは、森林限界~樹林帯ともに残雪がかなりあり、雪山登山の経験が必要でした。まあ、雪の宮之浦岳を見たくて行ったので、良かったのですが、樹林帯は歩きにくいものでした。
とはいえ、やはり屋久島の自然は何度行っても違う姿を見せてくれて、興味深いです。

初日は雨でしたが、二日目は晴れ上がりました。日本最南端の湿原の小花之江河では、
美しい虹が出て、蛙も元気に動いていました。

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とーふ岩で有名な高盤岳も見えます。

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投石平で一休みして、三度目にしてようやく晴れた稜線の風景を楽しみました。

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花崗岩の岩がお爺さんの顔に見える翁岳もくっきり見えます。

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やくじかも上天気に誘われ姿を現しました。わりと小さくかわいく見えます。

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ただ、宮之浦岳が近くなると、ガスが出て来ました。

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案の定、山頂では展望なしです。

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一度は山頂から海を見たかったのですが。残念です。山頂を後にして高塚小屋と縄文杉を目指して下ります。残雪の永田岳や障子岳は一幅の絵画のようです。

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ただ樹林帯の残雪も多そうなので、とっとと下ります。新しくなった高塚小屋に寝床を作り、縄文杉を見に行きます。樹齢が正確かどうかはともかくとして、やはり巨大ですね。

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翌朝はガスがでて視界が悪くなったので、
この時に撮影して正解でした。最終日は小雨の中を下山します。夫婦杉や大王杉、ウィルソン株などを通過して最後は苔むす森の苔の美しさを眺めて白谷雲水峡に下山しました。

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今回の雪の宮之浦岳は前日に行方不明者も出て、屋久島の山の気象変化の激しさを改めて思い知らされました。関東からは遠いし、雨も多い屋久島ですが、
他にない魅力を改めて感じました。山好きならば、一度は登って見てください。
では、皆さん、安全に山を楽しんで下さい。


しまむら