みなさんこんにちは。
コロナも少し落ち着いてきて山はちょうど紅葉シーズンですね。
久々に靴の入荷情報です。
ドイツの長い歴史のあるアウトドアシューズメーカー HANWAG から100周年の限定モデル ALASKA 100 GTX のメンズとレディースともに入荷しました。
前回90周年記念のアラスカGTXがありましたが、あれからもう10年経つんですね。
今回の記念モデルもやはりベストセラーの看板モデル アラスカGTX がベースとなっています。
ただしメーカー創業100周年という節目とアラスカGTXの25周年というのも重なりかなり気合の入ったプロダクトになっています。
1996年、Hanwagの開発者であるAdam Wegerが最初のプロトタイプを設計しました。
それから25年もの長い時間ベストセラーで居続けることは現代の競争の激しい消費社会の中では異質なことです。
いつの時代も登山において非常に重い荷物を持っていても、最高レベルの安定性、安全性、信頼性、歩行時の快適さのニーズは変わらず、すべてを満たしている完璧な靴という証明です。
それではハンワグ100年の節目の特別限定モデル アラスカ100GTX をこちらも気合を入れて画像多め(笑) で紹介していきます。
Alaska 100 GTXを重厚感のある特別モデルにしているのは、その特別な素材です。
厚さ2.8mmの上質なTerracare フルグレインスムースレザーは、持続可能で社会的に責任のあるハイネン皮なめし工場から作られています。
厚さ2.8mmの縫い目の少ない1枚革の環境にやさしいフルグレインレザーは、非常に丈夫で耐久性があります。
100周年を記念するエンボス加工ロゴ
ベロにも
踵の上部にはシリアルナンバー
個々のフィット感に最適な2ゾーンレーシングはそのままに100周年モデルのアップグレードとして、下部はスムーズに動くローラーアイレット、上部は特にハードダイキャストに変更し耐久性が上がった。
大きなエンボス加工のハンワグロゴの入った深めのラバーバンド
ハードなガレ場から革を守り、アッパーはへたれによる型崩れがし難い
ポリウレタンミッドソールは、0.2mmの厚さのTPU層で覆われソール全体が軽量で快適になるだけでなく、メンテナンスが容易になり、加水分解プロセスに対する耐性が大幅に向上したHanwag Prismbaseソールテクノロジー
あらゆる地形で安全なステップと足元の優れたグリップを提供する
汎用性の高い Vibram Fuora ソールを進化させた Vibram Fuoraskaトレッドソール
つま先のクライミングゾーンや踵のブロックは広くはっきりとなりフリクションの効きや残雪などのキックステップの耐性が上がった。
Hanwag 3D Prismbase テクノロジーによりベースの凹凸加工で泥離れも良くなった。
クロムフリーのなめし革カバーを施したインソールも最高の快適さを提供
次に特別限定モデルの付属品を見ていきましょう。
箱も通常の1.5倍くらい大きくて豪華です。
商品シールには靴のシルエットが描かれている。芸が細かい!
開封の儀
2重構造になっていて100周年の冊子とケアセットが付属
冊子を開いたもの
細かな部分用の馬毛ブラシと蜜蝋ワックス
さらに内蓋を開けると靴本体とともにセーム皮のような質感の化繊のポリッシュクロスと赤い予備の靴紐が付属
以上が靴と付属品の紹介です。
豪華な質感と付属品を含めた特別感、多少は伝わりましたか?
前回の90周年は革質の変更だけでしたが今回の100周年モデルはお見せした通り各部で大幅なアップデートをしています。
付属品の豪華さはさることながら、名品と言われる靴に対する最新のテクノロジーを取り入れ現代的解釈が詰まったリマスター版。
メーカーのこの靴に対する並々ならぬ思い入れが感じられますね。
インプレッションとしては特に全体の剛性感が増しています。
アッパーは厚みのあるフルグレインレザーにより通常のアラスカより更に体の加重を預けた時に安定し、新しいソールユニットはフレックスをやや硬めにチューニングしているので岩場での立ちこみが楽になりました。
かといってアルパインシューズのようなガチガチ感はなくアラスカのの良さである歩き易さは損なわれていません。
日帰りトレッキングはもちろんアルプス縦走から重荷を背負ったテント泊山行まで幅広いシチュエーションに使えるオールラウンドな性能を持ち
低山の冬山や春先の残雪期までもカバーするハンワグを代表する
100周年記念モデル ALASKA 100 GTX
ぜひ店頭でチェックしてください。足入れも気軽にできます!
ヒラモト