試乗記 Whitedot skis Ragnarok Generation 2

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こんにちは。
先日ホワイトドットの来期モデルの試乗機をお借りして試乗してきたのでレポートします。
場所はこの時期でも雪質を期待してかぐらスキー場へ。当日は晴れ気温-2℃~6℃ 実際は標高があるのでもう少し冷えます。前日に雨のち雪でゲレンデはアイシーなつるつるハードパック。山頂は降ったかもしれないので5ロマ(第五ロマンスリフト)が動き出すのを期待します。イメージ 4
イメージ 1まずは来季リニューアルした RAGNAROK ジェネレーション2 190cm から。
センター118mmのビッグマウンテン系です。今季までのラグナロクはトップロッカー&フラットテールでフレックスがかなり固かったモデルでした。超硬派フリーライドモデルでオープンバーン高速ロングターン向きだったわけです。
来期はツインロッカー&センターキャンバー(1mm)フレックスもしなやかになりました。
センターが広いフラットテールモデルは安定と加速を生み出す反面、回転性はある程度振り込んでいかなければならずツリーランは辛いモデルが多いのですがテールロッカーで有効エッジが短くなりエッジの引っ掛かりもなくかなり扱いやすく生まれ変わっております。
実際乗った印象ですがアイシーなゲレンデなのでツインロッカーの不安がありましたが有効エッジは短くなりましたが十分なエッジグリップでテールが流れることもなく超アイスバーンをこなしていきます。センターのフレックスは硬いようでエッジグリップがしっかりしてます。
安心して体を預けられるのが分かったので高速ターンに移るとロッカー部のバタつきは少な目で直進安定性が高くやはり安定感抜群です。これならツインロッカーでも安心して飛ばせます。
短くなった有効エッジの効果でターンの切り替えもクイックになっており回転性はビッグマウンテンモデルと思えないほど上がっています。
ツインロッカーと言ってもフリースタイルオリエンテッドが多く高速安定性に欠けるモデルがほとんどですがこのラグナロクはフリーライドオリエンテッドと言え安定性や直進性に優れていますね。
そうこうしているうちに5ロマがオープンしたので最上部に上がってサイドに入ると
イメージ 2ありました深雪!さすがかぐらです。場所によっては20cm位でしょうか?
早速滑ってみると広いオープンバーンでは太さとロッカーの効果で浮力でるのとテールロッカー効果で楽に回ります。しっかりした安定感は深雪でもあるのでブレの少ない直進性を発揮します。高速で不満のない設計です。
ツリーランでは狭いセクションでもクイックな切り替えしでショートターンが可能。低速でも回しやすくテールが振り易く自由です。雪質が変化して重くなっても直進性が強いので突き進んでいきます。
 
イメージするスキーヤー像としてはファットBCフリースタイル系の安定感に不満のある方、またしっかりしたトップロッカーの120mmクラスのフリーライド系の回転性に不満のある方にもおススメです。
万人に勧められるスキーではありませんが決して上級者だけではなくストライクゾーンが大分広くなりました。
深雪をメインに考えツリーランでも操作性が良く圧雪の高速ターンも安定している。そんなスキーを探している方におススメします。
 
 
ヒラモト
(株)とらや
台東区上野4-7-6
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ラグナロク テスト映像
 
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