試乗記 4FRNT KYE 95

イメージ 1みなさんこんにちは。
春スキーが気持ちいいシーズンになりましたね。

4FRNT の来シーズンモデルの試乗に行ってきました。
当日のかぐらスキー場は晴れ、気温0~5℃。雪質はビシャッとはしてないものの水分の多い重めの感じでノートラックのところはブレーキのかかる春雪です。

来シーズンのトピックスは若い世代のベストスキーヤーのひとり Kye Petersen が 4FRNT に移籍後初のシグネチャーモデルを3機種リリースすることです。
Kye Petersen のお父さんはレジェンドエクストリームスキーヤーでシャモニーの雪崩事故で亡くなった Trevor Petersen 。正統派のエクストリームスキーヤーの血筋ですね。
そんな Kye Petersen の初のシグネチャーだけに楽しみにしていた試乗でした。

今回は3機種の中で一番細身のオールマウンテンモデルの KYE95 です。

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パウダーボードの KYE 120 、ビッグマウンテンの KYE 110 、そして今回のオールマウンテンの KYE 95 のラインナップです。
 KYE 95 は一番のハードチャージングモデル KYE 110 をベースによりオールラウンドにチューンしているようです。

トップロッカー&テールハーフロッカーで長めのキャンバー、
セミキャップ構造ですがほとんどサンドイッチ構造、心材はポプラ&ビーチです。
名前は 95mm ですが試乗機は187cmでセンター99mm、ラディウス22m、重量2210mm(片方) 、180cmの場合センター 95mm と長さにによってディメンションが変わるので乗り味もそれぞれ変わってきそうです。

それでは試乗した印象です。
滑り出しは直進性が強い印象ですがハーフテールロッカーで回しやすいですね。
徐々にスピードを上げていきます。
ハードパックと春雪の混在するゲレンデですがセンターの長めのキャンバーがしっかりとグリップします。しっかりしたサンドイッチ構造と直進性のあるラディウスにより重い雪を安定して突き進んでいきます。
上体を使ってしっかり目に乗り込んでいくと働きかけただけたわみと反発が得られるので気持ちよくターンを連続していきます。
この位のラディウス(22m)が直進性があるし振り込んでいけばたわみと反発があって自分自身でターン弧の調整ができる。好きですねこういう板!

ゲレンデからサイドに入ると水分を多く含んだノートラックですがキャンバー部でブレーキが掛かってしまうのでやや重心を後にして滑ります。
テールの方に重心が掛かるわけですがスムーズなたわみとネバってくれるので力が逃げずに推進力が出ます。硬くもないので上体の遅れのリカバリーもし易いですね。
サンドイッチのいい特性がでてます。

総括すると直進性があって雪質を選ばずオールテレインに対応します。
シッカリしてますが強すぎず働きかけに対し反応してくれるコントロールのし易い良いスキーです。
ゲレンデはもちろんですがバックカントリーにおいても重量はありますが滑り派の方にとっていい選択になるでしょう。

4FRNTエリック・ホレフソン がシグネチャーでフルロッカーの名機を3機種出していますがパウダー志向が強いので好みの分かれるところでした。
カイ・ピーターセン がキャンバー&ロッカースキーをリリースしたことにより選択の幅が広がりましたね!

Trevor Peterson@SNOWZONE


This Is Kye Petersen


ヒラモト
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