春爛漫!ファストハイキングブーツ特集

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皆さんこんにちは。
連休真っ最中ですがご機嫌如何でしょうか?
今年は雪解けが早いので、残雪目当ての方はガッカリしていらっしゃるかもですが、
その分春山のスタートも早かったので、新緑の山に繰り出す方も多いと思います。

今回特集いたしますのは、昨今流行しておりますUL志向の靴、ファストハイキング用ブーツの新作です。

装備を減らし、ウェアや靴も軽くし、身軽になることによって1日の行動範囲を伸ばすというスタイルがファストハイキング(スピードハイキングとも)です。
最近はトレイルランニングからのフィードバックでハイキングブーツが軽量になり、非常に興味深いモデルが増えてきました。

今日は注目の3モデルをご紹介します。


La Sportiva Blade GTX(ブレイドGTX) ¥24,300(税込)

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トレイルランシューズでも有名なスポルティバが投入したマルチスポーツシューズ。
ソールはまんま同社の長距離向けトレランシューズ、AKYRAと同じパターンで、インパクトブレーキを採用したソールパターン、ヒールから両サイドを包み込むTPUスタビライザーも共通です。

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シンセティックレザーで補強されたアッパーにゴアテックスを内蔵し、アキレス腱部はソフトなカフで保護しています。重量は片足425g。


LOWA Inox GTX(イノックスGTX) ¥24,840(税込)

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登山靴界の老舗ブランド、ローバーが送り出した新型軽量ブーツです。
TPUサイドサポートを施したメッシュアッパーにはゴアテックス内蔵。

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ミッドソールはレネゲードシリーズでもお馴染みの、ミッドソールが左右からアッパーを包み込みスタビライザーの役割をするMONOWRAP(モノラップ)構造を採用し左右へのブレを抑えています。重量は片足460g(UK8)。


SCARPA Hydrogen Hike GTX(ハイドロジェンハイクGTX)
 ¥19,440

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イタリアの名門ブランド・スカルパから発表されたファストハイキングブーツです。
特徴は今回の3モデル中では唯一のVibramソール、かつ唯一Gore-Tex Surround(ゴアテックスサラウンド)を採用していること。

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ゴアテックスサラウンドは靴底にもゴアテックスメンブレンを使用し、足裏からも積極的に透湿させることにより内部の蒸れを軽減します。メッシュを多用した軽量なアッパーも相まって非常に軽快です。
それでいて税込で2万円を切る価格は他に例を見ず、非常にチャレンジングな一足です。
重量は片足428g(EU42)。


これらの軽量モデルはいずれも軽快でハイキングの新しい可能性を見せてくれる品々だといえます。
ただし、軽さ、しなやかさと剛性、安定感はどうやっても両立しません。荷物が重かったり、ルートが岩や木の根が多かったり、高低差が大きく下り坂が長かったりするシチュエーションでは体に対する負担が大きく、体力を消耗することもあり得ます。どんな靴でも万能ではないという事をご理解の上、状況に応じた一足を選んで安全な登山を心掛けてください!


オザキ