試乗記 SCARPA Freedom RS

イメージ 1こんにちは。
今回の試乗記は SCARPA の来季の新しいスキーブーツ Freedom RS です。

2月に関温泉で行われた DPS の試乗会の時に輸入元にお借りしたものを持ち込みでDPSスキーと同時試乗しました。

当日の関温泉は前日から雪が降り絶好のパウダーコンディションになりました。
メンバーは輸入元のO氏、山岳ガイドの山岸氏、福井のショップのK氏と自分の4名。午前中はゲレンデ内のパウダーでしっかり滑り午後には第二リフトも動き出すというのでパウダーを求めてリフト待ちに並びます。
そこでリフト係からひとこと注意事項の説明がありました。

リフト係「ゲレンデは所々クラックが入って危ないのでゲレンデ内は滑らないで下さい!」
一同「分かりました~」
。。。 一同爆笑
ゲレンデよりバックカントリーを勧めるスキー場ってどういうこっちゃねん!
変わったアナウンスに笑いながらゲレンデトップからバックカントリーで試乗したのでした。

さて SCARPA Freedom RS です。
イメージ 2今期までの上位機種 Freedom SL のカフをポリアミドにして硬度と剛性をアップしています。
インナーもアルペンフィールの強いサーモインナーに変更。
パワーストラップにエラスティックで自然なフレックスを引き出すブースターパワーストラップを採用などさらに ”滑り” を強化したモデルになっています。
監修はビッグマウンテンレジェンド クリス・ダベンポート です。

滑った印象は基本的な性能は Freedom SL と大きく変わらない。
重量は片方 1800g → 1990g にややアップ。
インナーの違いが大きくインチュイションの柔らかめのホールド感はなくやや硬めでレスポンスが非常にアップしています。
シェル全体のフレックスもやや硬くなり 120 → 130 ということでしたがレーシング系のポリウレタンより気温変化が少なくしなやかな印象。
ブースターストラップが上手くフレックスを引き出しているのが感じられます。
上級者向けに硬度がアップしたとはいえ2ピース構造の自然なフレックス感があって低速での操作もし易いですね。
もちろん高速での安定感は抜群にいいのでバックカントリーのみならずゲレンデのハードパックでもレーシングモデル並みの安定感を発揮してくれそうです。
ほんとうに良いブーツです。

来期は DYNAFIT からも2ピースシェルのツアーブーツがリリースされるのでフリーライドツアーモデルが熱くなりそうですね。

因みに完全受注生産なので完売間違いなしなので気になる方はお早めに!

The Faces of Dav - The PowderHound - Ep 7  


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