試乗記 BLACKCROWS nocta 16/17

イメージ 1皆さんこんにちは。

BLACKCROWS の試乗会に行ってきました。
場所は苗場スキー場でこの時期にしては気温は低く小雪が降り続く曇りがちな天気。ブラッククロウズパウダーセンター主催でフェイスブックのみの告知だったので知らない方も多かったかもしれませんね。台数が限られているので来場が多くても乗れなくて困りますが。。

試乗テントの設置場所も第一ゴンドラ降り場という”乗り場”でないところがパウダーセンター長のこだわりが感じられます。
降り場は筍山の下に到着するのでいやでも大斜面と男子リーゼン、女子リーゼンなど苗場の名コースを経由しなければ一発でゴンドラ乗り場に到着できないというまさに ” ビッグマウンテンスキー " に相応しいテストコースとなっています(笑)

先日のワールドカップの名残かほとんどアイスバーンというコンディションの中スタート。
イメージ 2

まずはパウダーボード nocta から。
今期モデルチェンジしたばかりの nocta ですが来季フルモデルチェンジ!
今までのツインロッカーキャンバーからリバースキャンバー(フルロッカー)に構造から見直したのが大きなトピックス。
センター幅も125mmから122mmに変更したので取り回しも良くなりました。
重量も185cmで4000gでほぼサンドイッチと言える構造の中では超軽量。
これはセンター97mmのノーマル camox 181cm と一緒ですからね。

ただ今回のコンディションでは一番向かないスキーですが硬いバーンでのインプレッションです。
滑り出しは良く回りますが初速が遅いのでグリップが弱くアイスバーンでは当然流されます。徐々にスピードを上げていくとエッジコンタクトがターン弧とマッチングして安定して行きます。
外力が加われば比例してエッジグリップがしっかりとしていきます。
ターンも非常にスムースで次のターンに入っていくので整地でもカービングが気持ちいいですね。
ピボットが効いて回しやすいですがクルクル回りすぎることもなく適度な切れ上がり感で抜けもスムーズです。
フレックスは今までのようにしっかりした中に粘りがあるしなやかさが感じられます。
フルロッカーの場合柔らかくし過ぎるとパウダーで減速してしまったりリカバリーのレスポンスが遅れたりと上級者にはあまりいいことがないですがハードフレックスに振るとスキーが走る反面ファンな要素が減るのでコンセプトによって異なるところです。
nocta の場合ファンな要素がありながらもしっかり安定したターン特性を持ち合わせるところが特徴と言えるのではないでしょうか。
しなやかさがある故に整地でもグリップするターンが可能なフルロッカースキーとなっています。
ただ本来の目的はパウダーでの浮力と自由な動きのためですので過度な期待は禁物です。”フルロッカーとしては”というエクスキューズがつきますから。

今回パウダーでの試乗が出来なかったので何とも言えませんが個人的にはフルロッカーになったことと軽量化+センター幅122mmになったことがかなり期待が持てるところです。
パウダーボードを考えている方は是非おススメです。
持っていても買い替えたくなる素養は十分持ち合わせていますけどね。


flo bastien I february love


ヒラモト
(株)とらや
台東区上野4-7-6
  03-3831-5238
  facebook : https://www.facebook.com/toraya.sports.ueno