試乗記 BLACKCROWS Ferox freebird 19/20

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みなさんこんにちは。

BLACKCROWS のニューモデルが入荷したのでニュープロダクトを紹介したいと思います。

 

バックカントリーラインのFREEBIRDシリーズに FEROX が加わります。

 

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センター110mmのツインロッカーシェイプですがトップとテールのロッカーは控えめです。

FREEBIRDシリーズでは今まで anima FB が担ってきたファットフリーツアーセグメントですが anima FB が無くなりその代りです。

 

anima FB はフリーツアーファットとしてはセンター115mmはやや太過ぎるしノーマルの anima が存在することから立ち位置が希薄な感じでした。

 

ferox FB はBCツアーにマッチした性格を押し出したモデルになっています。

センター110mmはファットスキーとしての十分な浮力がありながら状況変化にも対応する取り回しのし易さもあります。

 

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トップは137mmでロッカー控えめなのでノーズは長すぎず

心材を桐とポプラに変更しカーボンとケブラー繊維でレイヤー補強することで剛性を維持。

そして初めてBlack Crowsで使用したアイソコア(連続ガラス繊維で強化されたポリウレタンムース)で軽量化されました。

186cmで1900gとなっています。

 

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硬い雪でもしっかりとグリップさせるためにFeroxはHで描かれた3D形状で構想され

ねじれ剛性と安定感がプラスされています。

 

 

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テールは127mmのハーフロッカーシェイプで直進性と回しやすさのバランスが取れています。

 

試乗した3月の白馬は雪が少ないコンディションで深雪はありませんでしたが

締まったバーンやベチャ雪での性能はしっかり試せました。

 

春ですがゲレンデ上部は締まったコンディション。

当然ですが軽さを感じる板でありながらふらつく挙動がなく直進安定性(R=21m)があります。

ザクザクの荒れたところでも弾かれずコンタクトしていてタテに落として行くとスピードに乗ります。

かと言って軽く振るだけ旋回していくのでターンが非常に楽です。

corvus FB のような強力な直進性やエッジグリップではなくカービングターンが楽に出来ます。

この旋回のし易さはパウダーでの扱いやすさも容易に想像できます。

 

軽さの割にぶれない直進性やエッジグリップはエッジに向かってH型に3D形状に新たに構築されたシェル構造の効果を大いに感じさせます。

ちなみに3D構造を採用しているのはフリーバードシリーズではこの Ferox FB のみのようです。

 

 構造はともかくこの板に言えるのはパウダーの扱いやすさと圧雪の安定性と楽しさのバランスが取れたスキーということ。

スピードを上げて飛ばしたいところは安心して飛ばせますしカービングターンも楽しい。

ツアーでは長めの有効エッジがシールの効きも安心だしアイスバーンでもベンドの効いたキャンバーでエッジグリップも不安なし、登行の軽さは十分で滑走時はパウダーでもゲレンデでも楽しめる優等生な出来を感じるスキーといったところでしょうか。

 

 パウダー用のツアースキーはセンター110前後が使いやすくライバルメーカーも名機が多い人気のセグメントですが苦手が少ない Ferox FB も間違いなくおススメです。

 

 

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 Introducing. The new Ferox Freebird.   

 

ヒラモト

とらやスポーツ
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